2021年4月8日木曜日

三十九日目:70番本山寺から75番善通寺まで

四国遍路第三十九日目です。

観音寺市から善通寺市まで歩きました。札所は70番本山寺、71番弥谷寺、72番曼荼羅寺、73番出釈迦寺、74番甲山寺、75番善通寺です。
70番本山寺は歴史ある寺で五重の塔もあります。
71番弥谷寺は弘法大師が獅子の岩屋で苦行した場所です。540段の石段を登ります。本堂や大師堂が岩に沿って配置してあり磨崖仏などもあります。そこからの眺めも素晴らしいところです。
73番出釈迦寺は弘法大師が「一命を捨ててこの身を諸仏に捧げる」と願をかけ、身を投げた。すると、釈迦如来と天女が現れ、落下する大師を抱きとめ、「一生成仏」の旨を告げたとされる捨身が嶽遥拝所があります。
75番善通寺は弘法大師誕生の地でもある。
今日も食事ができるお店がないのではと心配しつつ歩いてると自家製パンの店があり確保。しばらく歩くとセルフうどん店がありました。そういうものです。
今日のお接待は遍路仲間からのみかんです。

2021年4月7日水曜日

三十八日目:66番雲辺寺から69番観音寺まで

 四国遍路第三十八日目です。

徳島県三好市池田から観音寺市まで歩きました。札所は66番雲辺寺、67番大興寺、68番神恵院、69番観音寺です。66番雲辺寺は高度900mあり遍路札所としては最も高い場所です。68番神恵院、69番観音寺は同じ寺院内にあり、一箇所で四回お参りします。
朝霧の中出発します。朝日が登ると木々の間から木漏れ日が山道を照らします。
雲辺寺から遠くの山々が水墨画のように見えます。雲辺寺にはリアルな表情の五百羅漢があります。
観音寺の裏手に銭形砂絵「寛永通宝」があります。しっかり見物しました。
今日も食事ができるお店がありませんでした。カロリーメイトで凌ぎます。
おやつの時間にやっと讃岐のうどん。関東では味わうことはありません。

2021年4月6日火曜日

三十七日目:65番三角寺

四国遍路第三十七日目です。

四国中央市から徳島県三好市池田まで歩きました。札所は65番三角寺を巡拝しました。66番雲辺寺は高度900mあり朝から登る必要があり徳島県三好市の宿を取りました。
三角寺は高度380mあり朝から登ります。後ろを見ると四国中央市と瀬戸内海が見えます。
三角寺からの下り道に海の見えるテーブルがありました。お使い下さいと書いてないので座りませんでした。
三角寺からは食事ができるお店は無さそうなのでコンビニおにぎりを購入して遍路小屋でいただきました。
県境の境目峠では山肌がカラフルになっています。またミツマタの花も咲き誇ってます。
今日のお接待は野菜ジュースです。庭掃除してた高齢の女性からいただきました。

2021年4月5日月曜日

三十六日目:64番前神寺

 四国遍路第三十六日目です。

西条市洲内から四国中央市まで歩きました。札所は64番前神寺を巡拝しました。65番三角寺まで46.1kmあり途中で宿をとってます。
西条駅前のホテルに投宿。朝食は駅を見ながらクロワッサン。電車で前日時間切れで巡拝出来なかった64番前神寺近くの駅へ移動。
64番前神寺は両側に回廊のある珍しい造りです。
遍路道には旧街道という標識がありました。国道では食事をする場所には困りません。旧街道では中々見つからずまたコンビニかと思ったらセルフうどん店がありました。
遍路道は高台にあり、瀬戸内海や四国中央市の工場地帯などを眺めながら歩きます。
今日のお接待が現金100円です。すれ違った車から小学生の女の子が降りて「これ」といってくれました。明日のお賽銭に使います。
宿に早く着いたので二駅ほど先に歩きました。伊予寒川(いよさんがわ)と呼びます。今日はタイミングよく電車に乗ることができました。

2021年4月4日日曜日

三十五日目:60番横峰寺から63番吉祥寺まで

 四国遍路第三十五日目です。

西条市小松町から西条市洲内まで歩きました。札所は60番横峰寺、61番香園寺、62番宝寿寺、63番吉祥寺を巡拝しました。
昨日の予報では朝から雨とのことであったが朝起きたら晴れていました。歩き始めると山向こうから雲が湧き、今にも降りそうな様子。途中の遍路小屋でレインウェアに変更。
登山口に近づくと法螺貝の音が聞こえる。石鎚山の修験者が法螺貝の練習をしてるらしい。顔出し無しで音だけ取らせてもらった。
横峰寺からはずっと雨になりました。下りの途中で下界を見ると一面の雲。すぐに雲の中に入りガスの中を歩く。
雨の中を慎重に歩いたら時間がかかりました。食事時間が取れずコンビニパンで済ませたが、予定の64番前神寺に間に合わなかった。翌日巡拝するため近くのJR駅まで歩いたが、そこでも一時間に一本の電車を逃した。明日は幸運に恵まれますよう祈っています。